韓国ドラマ

韓国ドラマとは?

韓国ドラマというと、昔から、暗いテーマのものが多く、衝撃的な展開を繰り広げる「メロドラマ」のようなものを思い浮かべると思います。
ところが、最近では、「ラブ・コメディ」といった、さまざまなテーマのドラマも放送されています。

韓国ドラマは、視聴者の意見をとても大切にしています。
雑誌などで、ドラマの今後の展開を、予想するような企画があれば、その意見を重要視して、これからの展開を作ることがあるようです。
また、スタッフは、電子掲示板に書かれていることを、常にチェックしているそうです。

ほとんどの韓国ドラマが、「韓国放送公社(KBS)」、「文化放送(MBC)」、「SBS」という3大テレビ局によって制作されています。
製作されるペースは非常に早く、60〜70分のドラマを、週2回放送することもあります。

日本で、韓国ドラマが放送されるきっかけとなったのは、1996年10月に、福岡の民放テレビ局「TXN九州」が、開局5周年を記念して放送された、「ミニシリーズ」という3作のドラマです。
その作品には、チェ・スジョンやキム・ヘス、ハン・ソッキュといった、韓国の芸能界を支えている俳優が多数出演していました。

その後、ハン・ソッキュが大ヒット映画「シュリ」に出演していたことで、日本全国でも知られるようになりました。
そして、衛星放送の韓国語チャンネルにおいて、数多くの作品が放送されることとなったのです。
また、2004年4月からNHK総合で放送された「冬のソナタ」が大ブームを巻き起こし、韓国ドラマを放送する局が増えていったのです。

韓国ドラマの特徴

ほとんどの「韓国ドラマ」には、共通する多くの特徴をもっていて、それにより、視聴者が韓国ドラマに魅力を感じるようです。
それでは、多くの韓国ドラマで見られる特徴を挙げたいと思います。

学校や職場での出会いから、恋愛に発展となるドラマは多いですが、因縁の出会いによりストーリーが展開する方が、ドラマはより盛り上がります。
韓国ドラマの特徴として、この「因縁の関係」があります。
親が敵対する相手だとか、出生の秘密によって、認められない悲しい恋愛である場合が多いです。

韓国ドラマで、欠かせない出来事と言えば、「交通事故」です。
主役や女性は、大切な場面で、たいてい事故に遭遇します。
また、不治の病である場合もあります。
そのような不幸によって、相手との関係がさらに複雑になり、そのことが、よりドラマティックになります。

韓国ドラマのメインテーマは、辛く苦しい状況を乗り越えて愛を貫く、ということが多いです。
3角関係や4角関係はよくあることで、愛を純粋に求める登場人物に魅力を感じるのだと思います。
また、辛い恋愛を乗り越えていく上で、男も女も、とてもよく泣きます。
男であっても、泣くシーンをよく見られますが、韓国ドラマファンにとっては、その涙を「美しい」と感じるようです。

また、ドラマの登場人物は、自分に好意を見せている相手に対して、非常に鈍感です。
たとえば、「冬のソナタ」のユジンは、チュンサンがキスしても、自分のことを好きだということが、わからないくらいです。

このようなもどかしさが、ドラマのストーリーに入り込む要素となっているのでしょう。

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